福岡の弁護士 伊達法律事務所 伊達健太郎
修習生からの手紙
福岡県弁護士会所属 
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劉さんからの手紙
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伊達先生へ

私は高校時代に法曹の世界に入りたいと思って漠然と法大に入学しました。
長い間をかけて、司法試験の準備をしてようやく合格と聞いたとき、人にはわからないように声を出して泣いたのを覚えています。ほんの一
年四ヶ月前のことです。司法試験は思っていたよりも易しくなかったし、勉強すればするほど合格したいという気持ちは強まっていきました。
そしてその時の涙は、おそらくそういった強い思いが胸にこみ上げてきたものだと思います。

司法試験の勉強をしている期間、まず日本の法律書を読み始めました。分からない箇所があるとき、それは分かりやすく正確に解決してく
れました。おそらく日本の法律書で司法試験の勉強をする韓国の受験生はいないと思いますが、私には日本の法律書が合っていました。日
本語を少しでも勉強していたためだと思います。

私は幼いころ、日本アニメーションを沢山見ていたこともあり、日本的思考がちょっと身についたと思います。もちろん私は韓国人なので、韓
国人の思考も理解することができます。相手を思いやろうとする日本人の思考はなんだかこころよく思えました。法律においてもこのような傾
向が強いと感じましたが読者に配慮した日本の本は、私のつたない言語能力にもかかわらず楽に理解することができました。

日本語があまり上手ではなく、日本に何の所縁もない私が日本で弁護士修習を受けることができるのかという不安も勿論ありました。しかし
期待感の方がもっと強かったです。それは日本人に対して信頼が持てたからです。

私が日本で生活した二ヶ月はそういう信頼を確認させてくれた期間でもありました。
伊達先生をはじめ、森先生、田中先生、柴田先生、長倉先生、そして6人の事務員の方々の暖かい思いやりを、私は決して忘れることが出
来ないでしょう。特に伊達先生に対する感謝は言葉では表現できないものです。
本当にありがとうございました。そしていつまでもお元気で幸せであることをお祈りいたします。  【原文】

 韓国第39期司法研修生   劉 宗E
Tomさんからの手紙
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「福岡弁護士会で二週間の研修に参加する?」この質問を大学で訊かれたとき迷わずに「はい」と答えた。それは日本の司法機関を絶対に
肌で感じたかったからだ。研修を終えた今、そう答えて非常に良かったと思っている。

私は、ヨーロッパから来たベルギー人で、一年間九州大学の英語プログラムに参加している学生だ。日本の文化、習慣と法律を勉強したく
て去年の九月に来日した。
講義とカンファレンスに出席するのも確かにいい勉強になるが、研修では理論的に勉強したことを実際にアウトプットする経験ができると考
え、この研修に応募した。

最初の日は、日本の司法制度や新しい裁判員制度などについての説明をして頂き、その時からベルギーと日本の制度に共通点がたくさん
あると分かった。一方、全く違う点も多くあると実感した。その一番いい例はおそらく裁判員裁判だろう。ベルギーではこのような制度は19世
紀からあるが、最近は国民に批判されており、廃止する傾向にある。逆に日本は国民をもっと司法に参加させる目的でこの制度を導入したと
聞き、非常に驚いた。この国と国の異なった傾向について多くの弁護士と裁判官に話を伺うと、様々な意見を教えていただいた。それを踏ま
えた上で、私は日本の場合はこの裁判員制度が成功する確率は非常に高いだろうと判断した。なぜなら、この制度を実施する前に日本は
立法者を多くの国に派遣し、それらの国での論争点を一つ一つ吟味して日本にとってよりいい方法を設けたことがわかったからである。

続いて、法テラス、天神弁護士センター、調停センター等で有意義的な見学をする機会もいただいた。
私だけではなく、同期生も皆「私の国では違うな・・・。母国でも同じようにしたらどうだろう」と考えながら一生懸命話し手の説明を聞いた。
見学と説明会の後は法廷で傍聴した。実際に見た裁判をきっかけにして皆色々な細かい質問をしたため、案内者も時折、「さぁ、どうしてだ
ろうね。」と困っていた。そのような質問は、必死になって出来るだけ沢山日本の優れた制度について学びたいという皆の積極的な姿勢の表
れだったと思う。案内者はあれほど細かい質問がくるとは予想していなかったと思うが、それでも私たちに多くの役立つ答えを与えて頂い
た。
今回研修に参加した全ての人が日本に似たような制度を母国で提案するのではないかと感じられた。(私だけヨーロッパからきた学生で、他
の同期生は東南アジアの発展途上国からきており、まだ安定した司法制度に到達していない)。

私自身はその後、伊達法律事務所に向って、伊達先生と他の弁護士に逢った。先生と一緒に、相談しに来たお客さんにも逢った。また、裁
判所へ先生について行くだけでも非常に勉強になっていたのだが、今回の研修で得たものはそれだけではなかった。伊達先生達と何回も
晩御飯を食べに行く機会に恵まれ、時には二次会に誘われることもあったのだ。「二次会」という言葉は聞いたことがあったが、これまで体験
したことはなかった。まさか研修中に参加できるとは思ってなかったが、日本の有名な「飲みニケーション」を経験できて本当に自慢に思って
いる。笑いながら、真面目な話題や些細な話をするのも最高だと感じた。飲み会の翌日、先生達は疲れていると思っていたがそれは大きな
間違いで、皆すっきりした顔でいつもみたいに一生懸命に働いていた。私はその様子を見て、日本人はやはりいい意味で働き蜂だと非常に
感動し、「ベルギーでも裁判官や公務員などが、日本人みたいに働いていたらもっと強い国になれるのに…。」と日本の労働者の働く姿勢に
尊敬の念をおぼえた。

研修を終えた今、たった二週間の研修であったにも関わらず、日本の司法制度や司法を支える人たちの働きはもちろん、日本人の仕事の進
め方や日本の習慣に至るまで、こんなにもたくさんのことを学ぶことができたことに自分自身も驚いている。
福岡弁護士会、伊達法律事務所、お会いした先生方に心から感謝している。ベルギーに帰っても、今回経験したことや福岡弁護士会のこと
を母国の人に伝え、この経験を活かしていきたいと考えている。 【原文】 

 トム ダンヌ - Tom Dhaene
Yooさんからの手紙
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伊達先生へ

年賀状受け取りました。こんなに嬉しい手紙は生まれて初めてです。感動しました。伊達事務所の皆様に感謝いたします。返信が大変遅れ
て申しわけありません。メールでお返事をと思いましたが、進路が決まってから手紙を書こうと思っていました。

私は、ソウルと首都圏で一ヶ月位仕事をして、今、故郷である光州に下って弁護士業務をしています。
事務所の名前は「法務法人'里仁'光州分事務所」です。1階に独立した事務所を置いて、職員も2名います。
ここで働いてひと月近くなります。まだ新人なので、裁判に出て審判を見ると、緊張して言葉がちゃんと出ない場合も多々あります。しかし、
事務所の弁護士の先生がよくしてくださり、条件もよく、一生懸命働いています。

福岡はもうすっかり春のようですね。今週、韓国は大雪が一度降りました。春に降る雪は良いと韓国では言います。
福岡の春は見たことはありませんが、美しく咲いた桜をいつか必ず見たいです。
いつも伊達先生への感謝を胸に暮らしています。
もし、業務の関係で私のできる仕事があれば、いつでもお気軽にご連絡してください。   
ご健康と事務所の発展を心よりお祈りいたします。 【原文】 

 2010年3月12日  韓国 弁護士 ユウ チョンミン                         
春田さんからの手紙
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伊達法律事務所の皆様へ

私は、新63期司法修習生として、2月から2ヶ月間、伊達法律事務所で修習をさせていただきました。
司法試験受験当初は検察官を目指し勉強して来ましたが、弁護士の方と多く触れ合ううちに、弁護士の職域の広さと自由な行動が可能で
あることに魅力を感じ、弁護士を目指すようになりました。
私がお世話になりました伊達法律事務所も、個性豊かな先生が多く、弁護士に対する憧れが一層強固なものへとなりました。
私を直接指導してくださったのは、森豊先生でした。森先生は、起案だけでなく、色々な勉強をする機会を与えてくださりました。具体的に
は、接見において被疑者と聴き取りをする機会や、事件の関係者と電話で会話をする機会を与えていただくなど、実践的な指導をしていただ
きました。
今まで文字としてしか出会わなかった事実が、生の事件として、私の目の前に現れた場合、「どのように考え、どのように対応すべきか?」。
最初は失敗が多く苦労の連続でしたが、次は頑張ろうという意欲のほうが勝り、また、弁護士としての仕事を肌で感じることができ、充実し
た日々でした。
もちろん、起案についても、添削をしていただくなど、丁寧に指導していただき、弁護修習前に比べると、成長できました。
また、2ヶ月の修習期間中に、いろんな方と触れ合う機会も与えていただきました。というのも、伊達先生が福岡県弁護士会国際委員会の
委員長をされている関係から、海外の弁護士や日本の法律を勉強しに来られている留学生の方と話す機会があったからです。私は、なれな
い英語で一生懸命、意思疎通を取っていました。普段、外国の方と接する機会がない私にとっては新鮮で、非常に良い体験でした。
そして、伊達法律事務所の他の先生方も面白そうな事件があれば連れて行ってくださり、色々な経験をつむことができました。
伊達法律事務所の事務員の方も優秀な方ばかりで、私が困っていると丁寧に教えていただく等、法律事務所における事務員の存在の大切
さを感じました。弁護士と事務員の方の二人三脚により、事件の解決を図っていくものだなと確認できました。

以上のように、2月からの二ヶ月間は濃密で貴重な時間でした。このまま、次の修習にいかなければならないのは名残惜しいですが、この
二ヶ月で学んだことを活かし、更なる精進をつんで、伊達法律事務所の先生方のような立派な弁護士になろうと思います。
伊達法律事務所の先生方、事務所の皆様、お世話になりました。2ヶ月間、ありがとうございました。

新63期司法修習生  春田 康秀 (弁護士)
八木さんからの手紙
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伊達健太郎先生

こんにちは。大変ご無沙汰しております。お変わりございませんか。
和光に来て早2か月、寮の部屋から見える樹林公園の木々もすっかり色付いています。

今日、2か月間の集合修習のカリキュラムが終了し、明後日からいよいよ二回試験が始まります。
研修所内は、戦々恐々として少し落ち着かない雰囲気です。
個人的には検察起案に不安が残りますが、弁護科目はなんとかクリアできそうです。
特に、民事弁護では、実務修習での経験が活かされている気がします。
先生の事務所で、豊富に、色んな種類の案件を見せて頂き、準備書面を作成させて頂いたおかげで、どのように書けば説得的になるのか、主張を裏付けるための証拠集めはどうすればよいのか等、イメージが湧きやすく、教官の講義も理解が進みました。特に、売買契約の成立が問題になった案件や、断行の仮処分の立ち合い等は似た事例が講義でモデルケースとなっており、争点の抽出や解決の指針などがスムーズにできました。
とはいえ、集合修習では、まだまだ力不足を感じることも多く、二回試験を突破できた後は、色んな方の助言を頂きながら、多くの経験を積んでいかねばならないと思っています。
何はともあれ、目前の二回試験突破を目指して、残り1週間悔いのないように過ごしたいと思います。
晴れて合格した暁には、改めて御礼のご挨拶に伺いたいと存じます。

これから寒さが厳しくなりますが、伊達先生も風邪など召されませんよう、何卒ご自愛下さい。
森先生、田中先生、長倉先生、そしてスタッフの皆様にもよろしくお伝えください。
ありがとうございました。

新64期司法修習生 八木 大和  (弁護士)
寳耒さんからの手紙
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伊達健太郎先生
伊達法律事務所ご一同様

昨年11月、始めて貴事務所に足を踏み入れてから、早10ヶ月が過ぎようとしています。
私は、貴事務所で過ごす時間がとても楽しく、弁護修習の期間中以外も、修習時間終了後、事務所に出入りさせていただきました。
そんな厚かましい修習生でしたが、伊達先生を始めとする先生方、事務職員の方々は、いつも暖かく迎えてくださいました。
伊達先生は、福岡でも大御所といわれる弁護士でありながら、相手によって態度を変えることが絶対になく、いつも丁寧に人に接されています。そんな先生のお人柄が、事務所全体に反映されているのでしょう。お客様にとっても、とても心地よい事務所だと思います。
伊達先生には、丁寧に指導をいただいただけでなく、ご自宅にもご招待いただき、私の妻や息子まで歓待していただきました。森先生には、特に起案の内容について、緻密なご指導をいただき、弁護士の作成する文書には一縷の乱れもあってもならないことを学びました。また、長倉先生の、どんな案件であっても依頼者に応えようとする姿に、私の弁護士としての目指すべき理想を教えられました。伊達高志郎先生は、つい最近まで東京で活動されていたこともあり、特に金融関係に対する法知識に感銘を受けました。西村先生は、私の修習開始と同時期に事務所に入所されましたが、あっという間に一人前の弁護士になってしまい、内心プレッシャーを感じずにはいられません。そして、実務に精通しておられる事務職員の方々には、弁護士が仕事に専念できるのも、事務職員の方々あってこそのものであると教えられました。
このように、全ての面において完璧な伊達事務所で、弁護修習を行うことができて本当によかったと思っています。
皆様方には、心からお礼を申し上げます。

平成25年9月20日
第66期司法修習生 寳耒  隆

岡田さんからの手紙
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伊達法律事務所の皆様へ

緊張しながら伊達法律事務所に伺ったエクスターンシップ1日目のことは、とてもよく覚えています。
自分にできることはあるのだろうか、できなくて怒られたりしないだろうか、と不安に思っていました。しかし、伊達先生を始めとする弁護士の先生方や事務員の方が、優しく出迎えてくれたので、すぐに不安は消えました。
伊達先生はとても優しい方でした。私は最初に伊達先生から契約書の作成を任されました。私が作成した拙い契約書を、先生は怒らずに、これは書かないとダメだよ?と明るく言いながら、何回も添削してくださいました。他の先生方も記録や課題などで、私に勉強する機会を作ってくださいました。起案、法律相談の同席、裁判傍聴、研修会への参加など、本当に毎日が濃いものでした。 先生方は、私が質問すれば一緒に考えてくれましたし、実務特有のポイントなどを色々と教えてくださいました。事務員の方も、とても親切にしてくださいました。
エクスターンシップは3週間ありましたが、私にはとても短く感じました。伊達法律事務所でエクスターンシップをすることができて、本当に良かったと思います。
ここで学んだことを生かしながら、来年、司法試験合格の報告ができるよう勉強を頑張りたいと思います。
充実した日々をありがとうございました。

中央大学大学院2年
岡田佳子

陣内さんからの手紙
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伊達健太郎先生  伊達法律事務所御一同様 お世話になっております。
エクスターンでお世話になりました陣内です。
大変遅くなりましたが、お世話になったお礼を含めご連絡させていただきました。
エクスターン中は右も左もわからず、先生にはご迷惑ばかりおかけしてしまい申し訳ありませんでした。しかしながら、先生のおかげで、実り多きエクスターンを過ごすことができました。 本当にありがとうございました。
エクスターンの3週間を振り返ってみると、自身の理解不足に端を発するもの、理解はしているものの具体的な事件を前にうまく適用できないものなど私が困惑した、あるいは反省すべき点が多々ありました。 しかしながら、先生は右も左もわからない私に対して手取り足取り、懇切丁寧に指導してくださいました。 本来であれば、糾問されていても当然のところをそのように指導していただけたのは、感謝してもしつくせません。 不安と緊張で押しつぶされそうだったエクスターン初日の私に「これからよろしくね」と優しく声をかけ、暖かく迎えてくださった先生は、ご指導においてもそのままのお人柄で、同じ事件の起案について、先生は何度も目を通し、丁寧にペンを入れ添削してくださいました。 添削を通じて、起案の構成のほか、表現、法律構成等々、ご指導を頂いたところは確実に自身の財産になったと思っています。 ちなみに、このような話を大学院で太田先生に話したところ、「彼のような人間にならなきゃいけないよ」と言われました。 まったくもってその通りだなと思う次第です。

加えて、多くの事例に触れさせていただけたのは、自身のこれからの勉強を進めていく良いモチベーションになりましたし、何より机上とは違う本当の多種多様な事件に触れられたのは大きな財産になったと思っています。 事件の種類・数については、他のエクスターン生との意見交流の時に羨ましがられるくらいでした。 刑事事件に触れたいのに触れられなかった者、公選法が中心で一般民事事件にはほとんど触れられなかった者、色々な方がエクスターン生がいましたが、私の場合は一般民事をはじめ、独禁法、労働法、破産に至るまで、本当に多種多様な事件に触れさせていただけました。 このことは自身の視野を広げるうえで本当に幸せなことだと思っております。

また、高志郎先生、長倉先生、森先生の皆様に、事件記録を回していただいたり、公判手続きに連れて行っていただいたりと、色々とご配慮いただきました。 そして、先生方全員が本当に親身になって、起案の訂正、実務上の重要点等々ご指導くださいました。 様々な先生から、色々な角度で、多種の事件を指導いただけたのは本当に幸せなことです。 実のところ、エクスターン当時は色々と気にかけていただいて、申し訳なさとありがたさの両方が入り混じっていたのですが、今思い返してみれば、本当に得難い経験をさせていただけたのだと感謝の気持ちのみです。 本当にありがとうございました。

事務員の皆様も、色々と気にかけていただきまして、ありがとうございました。 一介の学生に過ぎない私に、ハンガーの件であったり、ごみ箱の件であったりと、色々と気を回していただき、何不自由ない環境でエクスターンに臨むことができました。 伊達先生のもとで、エクスターンに専心できたのは皆様に様々なところで、御配慮いただけたからだと思います。 何かとご面倒をおかけいたしましたが、本当にありがとうございました。

伊達法律事務所の皆様、3週間という短い間でしたが、私はここで無二のものを学ぶことができました。それは、法曹としての心構えであったり、法的思考であったり、実務の取り組み方であったり多岐にわたります。そして、そのいずれもが自身の財産として重要な一つになったことは間違いがありません。
改めまして、伊達先生をはじめ、高志郎先生、長倉先生、森先生、そして事務員の皆様に厚く御礼申し上げさせていただきます。本当にお世話になりました。そして、ありがとうございました。 来年の試験で良い結果が出た暁には、先生に真っ先にご報告させていただきます。

中央大学法科大学院3年
陣内 健太郎

稲吉さんからの手紙
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伊達健太郎先生 伊達法律事務所の皆様
9月5日から二週間、エクスターンとしてお世話になりました稲吉です。

エクスターンの初日は、事前の電話で優しそうな先生の声を聞いていたということもあり、あまり緊張していなかったつもりでしたが、いざ事務所に着くと立派な事務所に恐縮してしまい、とても小さな声でしかご挨拶できなかったことを覚えています。
縮こまってしまい、あまり積極的に声をかけられなかった私に対し、伊達先生をはじめ、事務所の皆さん本当に優しく声をかけてくださり、お忙しい中、事件の資料を持ってきていただいては、感想等を聞いて法律や裁判実務について詳しく教えてくださいました。

また、訴状等訴訟に関する文書作成も何度かさせていただき、その際は私の拙い文章に対して先生は怒ったり呆れたりせずに、優しく訂正、助言をしてくださったので、胸を借りるつもりで何度も挑戦して推敲することができました。法的知識についてだけでなく、文章のわかりやすさ、言い回しの工夫、主張する際のテクニックなどについても教えていただき、法科大学院では学べないこれらの大切なことを学べたことは、今後の勉強、司法試験やその後の弁護士実務をしていく中で、直接生かせる財産になったと思います。

そして、事務員の皆さんも、未熟な私に対してとても親切にしていただき、インターネット環境や訴状の作成などで私が困っているときにいつも助けてくださり、ありがとうございました。 他のエクスターン生は一週間という人が多かった中、私は二週間にわたって伊達法律事務所で研修させていただいたことで、多くの、幅広い分野の事件に触れられただけでなく、一つの事件について深く接することができ、より実務に近い経験をさせていただいたため、とても勉強になり、また、弁護士という仕事の魅力を強く再確認できました。

研修以外のところでも、先生方はいろいろな所に連れて行ってくださり、日頃食べられないような物を食べさせていただいたり、日頃お会いできないような方々とお会いすることができたりと、貴重な体験をさせていただきました。高志郎先生やそのお友達の弁護士の方々と観に行った野球は、とても楽しくて、弁護士に対して持っていた少し固くて怖いイメージは一変しました。いつかまたご一緒させていただきたいです。 私にとってとても濃い二週間だったので、お礼したいことを挙げればきりがないですが、私も早く皆さんと同じように弁護士になって、皆さんのように活躍したいと強く思いました。改めて、二週間、お忙しい中本当にお世話になりました。ありがとうございました。

九州大学法科大学院2年
  稲吉佑紀
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